設立趣旨

NPO法人 全日本美術家作品保管協会(AJASA)の設立趣意を申し上げます。

趣 旨 書

現在、各公募展~無所属の作家数は凡そ数万人とも言われており、それらの作家はそれぞれの美意識を最大限に表現しようと、心血を注いで制作を続けております。

しかしながら、日本の現状を見ますと、美術作品を購入して、飾りつけ、観て楽しむ風習は余り広まっておらず、作家の作品は展覧会の為の制作に留まってしまい、その作品の大半は手元あるいは貸倉庫等に保管されているのが現状と思います。

これらの作品は、ややもすると二度と日を見ることもなく、保管され、作家の万一の時には、一般廃棄物として処理されてしまっているのが現状ではないでしょうか?

生涯の情熱と想いを傾けて描いた作品が、一般公開されることもなく、拡散、散逸、滅失してしまうのは無念の一言と言えるのではないでしょうか?

現在の日本の現状からは、これらに対する救済の手段は全くなく、作家が亡くなった後に、家族が作品を焼却したという事実すらある有り様です。

そこで私達は、これらの作品を保管し、全国で展示の機会を設け、作品の辿った美術界の足取り、作品の紹介等を長く続けるような美術館と保管庫を建設して、収蔵展示することが必要であると考えました。

またこれらの作品は、評価額が大きい美術作品であり、潜在的な価値は莫大なものとなるため、このことを行う団体は、営利を目的としない組織であるNPO法人として設立し、厳正に管理・運営することが望ましいと考えました。

こうすることによって、広く、深く、色々な作家の作品を預かることができ、それらを展示紹介することによって、日本の美術文化の深さを充実させて行くことが可能になると思い、「NPO法人全日本美術家作品保管協会」を設立することといたしました。

令和元年4月吉日

NPO法人全日本美術家作品保管協会

理事長   吉澤 春峰